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​プロジェクト背景

私は、25歳のときに企業広報として勤めて以来、広報・PRを生業にしてきたPRプランナーです。この仕事をはじめて、今年で丸11年となります。2014年の春、札幌国際芸術祭2014の広報に携わったことをきっかけに、人はどのように芸術・文化に惹かれ、好きになっていくのかというプロセスに興味を持つようになりました。

可愛い服が欲しい、きれいになりたい、美味しいものが食べたい、飲みたい、車が欲しい、癒されたい、世の中には人の欲求を満たすための数多のサービスが存在します。

また、その欲求をさらに刺激し、ビジネスとして収益を上げるためのマーケティング手法や方法論が溢れ、日々更新されています。

一方で、アートや芸術分野に関わるマーケティングは、日本では市場規模も小さく、ビジネスとして成立しづらいことから比較的新しく未成熟な分野であると言えます。

​特に、芸術・文化への興味関心を誘引し、ファンにするための方法論が語られることはまだ少ない状況です。

芸術・文化に魅力を感じ、好きになるとき、その人に何が起こっているのか、

どういったきっかけが積み重なり「好き」が生まれていくのでしょうか。

このプロジェクト「好きはどこから生まれるのか?ー芸術・文化の入り口を探るー」では、芸術・文化に対して「好き」が生まれたきっかけ・その記憶の断片を拾い集めていきます。

 

そのプロセスの中で、

・誰かの「好き」が次の誰かの「好き」を生むきっかけに繋がること

・芸術・文化広報のヒントや道筋を見つけるための実験

を目的として、プロセスを公開しながら継続的に取り組んでいきます。

​企画者:PRプランナー 山岸奈津子

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