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  • 奈津子

演劇スペシャル -2018年7月12日「スキドコのラジオ」

今月は、積極的に演劇を好きになりに行こうっていうスペシャル企画で、

演劇にフィーチャーしてお届けしようと思っております。

というのも、7月28日から、札幌演劇シーズン2018夏がスタートするから!せっかく「あれ?なんか好きかも?」「好きになれるかも?」と思った時に、すぐ見に行けるのが最高だなと思ったのですよ。

かつ、その公演作品の1つ劇団ELEVEN NINES「12人の怒れる男」の広報のお手伝いを少ししているというご縁もありまして、"好きをつくる"っていう新しい方向で「スキドコのラジオ」お届けしてみたいなと思っています。


○2018年7月12日(木)21:00〜 スキドコのラジオ 演劇スペシャル!!

 ゲスト:劇団「ELEVEN NINES」代表 納谷 真大さん

                   江田由起浩さん

スキドコのラジオ 演劇スペシャル|ゲストは劇団ELEVEN NINES の納谷真大さん、江田由起浩さん@稽古場にて

もう、納谷さん、江田さんのお話だけで面白いに決まっています。

稽古終わりでお疲れだと思ったのと、前日収録だったので、録って出し出来るくらいで考えてたんだけど、インタビュー始めてみたら2時間弱...収録が終わったのはAM1:30頃...。

結局、1回に収めることが出来ず、2週に渡ってお送りすることになりました!

でも、かなり真面目に、真剣に演劇のお話になりました!こんなに真剣に演劇に対して向き合っている、かつ、こんなにワクワクしてものづくりしてるんだなってことを感じてもらえるのではないかと思います。


ELEVEN NINES「12人の怒れる男」| 2018年8月11日〜19日まで 全12公演

お二人(ELEVEN NINES)とは、2015年の公演「12人の怒れる男」の広報に携わったとき。ほぼ自力で演劇を見に行くことがない私にとって、この演劇との出会いと、稽古場で繰り広げられる切磋琢磨の様子、納谷さんの演出によって変化していく演技を目の当たりに出来たことはすごく大きな経験となりました。

そして、O.Aでも言っていますが、3年前に見た芝居がまだ私の中に、1つの塊として存在していることやそれぞれのシーンを思い出せるくらいのインパクトがまだ残っているというのも、この「12人の怒れる男」という戯曲が持っているパワーであり、ELEVEN NINESが持つ演技の力なのだろうと思っています。


かと言って、私がそこからめっちゃ演劇にハマって劇場に足を運んでいるのかと言ったらそうでもなく、まだまだ演劇が好きになれる伸びしろをいっぱい持っている私が、その「好きの入り口」を聞いてくれるみなさんと探していけたらいいなという気持ちでインタビューしています。


いろんな演劇があれど、とにかくLIVEであることは共通

「ジャンル」で分けることになると、なんでもそうなる可能性があるなと思っているのが、 そもそも「***」って何か?って話。そもそも「演劇」って、「音楽」って、「アート」って何を持ってそれとしてジャンル分けされるのか...。

今回では、「演劇」って何か?

千田是也著の『演劇入門』の中にも、演劇とは何かのくだりが冒頭に書かれています。

「日本は、古今東西、あらゆる形の演劇の博物館ないしは見本市みたいな国である。」と千田氏がいうように、千何百年も前に中国大陸から渡ってきた「舞学(ぶがく)」から、能狂言、歌舞伎や人形浄瑠璃、さらには新劇、新国劇、新喜劇、女剣劇、漫才劇...、西洋仕込みのオペラ、オペレッタ、バレエ...、さらに最新流行のミュージカル(演劇入門は1966年の発刊なので、当時でいうと最新流行ものだったんですね)まであると書かれています。

その中から、演劇とは何か、その共通項を見つけるのは簡単なことではないと語りながら、演劇を「人間が、一定の時間・空間の枠のなかで、見物を前にして、一定の関係や脈絡にしたがって、ある人間のかたちかまえしぐさみぶりかおつきことばはなしなどを自分の身体でものまねして、ある意味をあらわし、見物を楽しませる一種の見世物」(引用 下線部は傍点)とまとめられてます。

さらには、その人間のしぐさや身ぶり、話から意味を読み取り、感じ、想像し、意味を掴み取る感覚・感受性が大事であることも書かれています。


特に、「見物を前にして」行われるものであるっていうことについては、インタビューの中で、テレビドラマや映画で演じることとの違いというすごく素人質問をしたのですが、「演劇の1つの特徴としてLIVEっていうこと」っていう納谷さんの言葉に含まれる、観客の前でLIVEで繰り広げられる見世物ってことが、その他メディアとの違いとしてとても大きいですね。今やいつでも見れる、聴けるという受け手主導のメディアの形が当然のようになっている中、「始まってしまったら、最後まで止められない」という、すごく暴力的?強引?なスタイルも、今や新鮮かもしれません(笑)。一種のプレイですよね。

ジェットコースター的?


スタイルは違いますが、なんでも編集がきく中で、アーティスト OK GOのMVは、ノーカットの面白さやその作り方がウケましたよね。そこには毎度驚きや感動があります。

ノーカットにチャレンジするという「編集しない面白さ」に加えて、どれだけのアイディアと創意工夫と良いもの・面白いものを作ろうとする熱量があるか...を私たちがイメージするからこそ驚きや感動に繋がるのですが、演劇の場合、そこまで想像力が及ばないのはなんで何だろうな...。同じように、毎日の稽古や作り込みが行われている中で生まれる、その一瞬の奇跡のようなことなんだろうけど。

彼らのMVの方が機械的(うまく事が進んだか進んでないかが分かりやすいから)だからかな。うまく説明できないですが、編集しないっていう事から、OK GOのMVを思い出したのでした。


その場の人と人のコミュニケーションで成立している

LIVEであるということはもちろん知っていたし、認識していたつもりでした。

かつ、リアルに同じ場を共有している緊張感というのは演劇の1つ面白さと思っていたのだけど、今回の納谷さん、江田さんの話はもっともっと観客に期待する比重というか、一緒に同じ空間を作る一員としての比重が大きかったように思う。

「間違いなく、お客さんによってその日の芝居は変わる」と納谷さんは言い切ってましたね。江田さんも、「すごく簡単に言えば、笑ってほしいと思ったところで笑ってくれることで、直でOKなんだ!受け入れてもらっていると思って、乗っちゃう、パワーをもらっちゃう」と。例えば、ハンカチを出すような音が聞こえたり、鼻をすする人がいたりする空気感を役者は感じていて、そこで空気のキャッチボールが出来ているんだなということを知れた。

舞台や演劇ってそういうものであり、「自分も一緒にその場を作っているんだ」とポジティブに観客として芝居に参加することの面白さは1つあるかもしれないし、そう思って舞台を見るとまた違うものが見えそうですよね。


そうやって演劇が出来ているってことが浸透していないと納谷さん。

「スポーツ選手にとってのアウェー戦とホーム戦ってあるでしょ?」と例えてくれたけど、言われてみれば確かに!より積極的に応援してくれたり観劇してくれたり、お客さんから発せられる空気感が、その日の舞台や役者のテンションに大きく影響するというのは想像出来ますよね。

その日の舞台を最高のものにするっていうのはもちろん大前提だろうけど、生身の人間がLIVEで演じるのだから、客席からのリアクションに、気持ちが乗るってことはあり得る話ですよね。

私たちはちょっとテレビドラマや映画に慣れすぎてて、受け取るだけの姿勢になりすぎているのかも知れない。演劇っていうものは、一方通行のコミュニケーションではなくて、「いいもの見せてくれよ!期待してるよ!」「今日も頑張ってね!」と、「ありがとう、今日もいい舞台にするよ」「見てろよ!」「やるよ!!」っていう双方向で出来ているものってことだよね。だから、姿勢としては、音楽ライブやフェスに近いのかもと思った。


その日その時その場限りの、観客と作り手のコミュニケーションで作られるのが演劇だっていうのが、お話を聞いている中で印象深く感じたことでした。


次回7月19日の放送は、さらにディープに、演劇っていうものについて、また好きの入り口についても語っています!お楽しみに!


本日のスキドコの音楽はこちら。

ービートたけし -夜につまずき

江田さんが、「この人みたく誰かを笑わせたい」と思って、人前に立つきっかけを作ってくれたのがビートたけしさんだったそうです。


さて、ELEVEN NINES「12人の怒れる男」のチケット、絶賛販売中です。

2014年の初演から、3回目となる公演、それだけ評価されている、間違いなく面白いっていうことです。絶対損はないと思います!!それは間違いない。

しかも、今回ダブルキャストも多彩で、12ステージ7パターンあるという、変態的な構成になっています。

斎藤歩さんの陪審員番号6番(納谷さんとダブルキャスト)が見たいかもなぁ...

これは見るのが2回目だからの楽しみ方かもですねー。


<公演スケジュール>

2018年8月11日(土)~18日(土) 全12ステージ

11日(土)18時

12日(日)14時/18時

13日(月)19時

14日(火)14時/19時

15日(水)19時

16日(木)14時/19時

17日(金)14時/19時

18日(土)14時


全席指定 一般 3,000円 学生 1,500円(前売・当日共に)


公演の詳細はこちらから


ー札幌演劇シーズン2018夏 トレーラー


スキドコのラジオの切り口として、

「  人  」→ その人の好きを深掘りしていくこと

「ジャンル」→ そのジャンルを好きな人から深掘りしていくこと

の2パターン出来そうですね。


この日の放送で、1年間の半分の放送になりました!あっという間だー!

なんか、ちょこちょこページビューやアーカイブ再生数が増えていたりして、アーカイブを聞いて頂いている方もいるんだなと励みになっております^^


そして、19日の放送は、私の誕生日。

まさか、ラジオ番組やってるとは思いませんでした^^

どんどん行きましょー。

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2013年からフリーランスのPRプランナーとして、企業や団体の理念や取り組みを、人に社会に繋げていく活動をしています。

 

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