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アイディアを形に出来ること、あとモテたい-2018年5月17日の「スキドコのラジオ」
更新日:2018年6月18日
相変わらず花粉症が悩ましい今日この頃ですが、
木々の若葉が瑞々しくて大好きな季節です。
5月17日の「スキドコのラジオ」、ゲストはGen&Co.代表の村上智彦さんをお招きしました!現在開催中の「ARAMAKI展」についてもお聞きしております!
写真は、ゲストの村上さん!プロジェクト「ARAMAKI」で発売している”いくらバッグ”に、商品化していない新巻鮭の箱のバインダー、そして「ARAMAKI展」でも取り扱っているトートバックのARAMAKIスタイルで写真撮影でした!

○2018年5月17日(木)21:00〜 「スキドコのラジオ」
ゲスト:村上 智彦さん(Gen&Co.代表)
好き :工作
好きを分解すると:「遊び」「思いつき」「モテたい」
村上さんとの出会いは、3年くらい前、仕事の打ち合わせ先でした。
そのときに持っていたのが、このシャケバック。
とにかくかっこよかったこと、新巻鮭の木箱をまさかこういう形で使うというアイディアにも、衝撃を受けた覚えがあります。
村上さんの職業は、ラジオでも言っていた通り「大工」なのですが、大工に留まらない多様な活動をしていらっしゃいます。Gen&Co.の代表であり、お家の設計・デザイン・監修、社寺に関わる宮大工、そしてパリの飲食店などの店舗施工(本当にしょっちゅうパリにいるイメージw)、さらには、古民家のリノベーションワークショップを企画したりもしています。
面白いのは、ただお家を建てるだけじゃなくて、お客さんと一緒に家を作るということ。
村上さんにとってもお客さんにとっても、とてつもない時間がかかることをしているんだけど、それによって住宅への愛着やその後のメンテナンスも自分で出来るようになるのだと。
住居の自給自足みたいなことですよね...。
確かに「建てること」と「住むこと」って別になっている。
お家のなにか不具合があれば、専門家に頼むことが当たり前になっていますが、
自分の家を自分でメンテナンスすることが出来るって、当たり前のようでそうではなくなっているのが現状ですよね。
さらには建築会社に依頼して家を建てる場合、知識がない中で話が進むため、その中身がブラックボックスになる。酷い場合は手抜き工事や欠陥住宅になっちゃうなんてことも。
(自分に知識がないものを発注する場合は、ぼったくられてないかとか、料金が適正なのか?とか疑心暗鬼になりますよね。一番よくあるのは、車の修理とか...相場がわからん)
DIYやセルフリノベーションをする人が増えていることもありますが、
家を建てる=建築会社に全任せという常識を壊してみる、ということだと思います。
大工さんであり、クリエイターで、プロデューサーで...
何者かを説明するのって本当に難しい(自分も含め)。
これからはそういう人がどんどん増えてくるんじゃないかと思っています。
さて、村上さんの好きなことは、「工作」と「妄想」。
これは切っても切れない関係で、妄想したもの・思いついたものを形にしたい、これが大工になった理由だと思うという話に納得しました。
現在開催中の「ARAMAKI展」は、まさに、アイディアとそれを形にできる技術が惜しみなく披露されていました。
「ARAMAKI」は、北海道のお歳暮の定番、新巻鮭(アラマキジャケ)の木箱を再利用した宮大工とギター職人によるクリエイティブユニット。
新巻鮭の空き箱という、一見役割を終えたようにも見える素材を、宮大工である村上さんと、ギター職人の鹿川慎也さんが魅力的な商品に変えていきます。今や商品は、家具、楽器、生活用品から小屋まで30点以上になっているそうです。すごー!
ARAMAKIシリーズについての詳細は、こちらをご覧ください!
そして、この「新巻鮭の空き箱」を素材として使用するアイディアは、札幌高専を卒業後、京都に就職をして北海道を離れたからこそだったこともお話してくれました。
北海道を出たからこそ、改めて北海道が面白くなるというのは、私も半年だけでしたが東京から見た北海道を体験したことで、見方や認識が変わったところがあったのですごくよく分かります。
最初は、まさしく「好き」に正直に、そのままに生きている!!工作好きな少年が、大工になり、そして今、アイディアを形にする面白いことをしている!好きに忠実に生きてきたというとてもわかりやすい話だ!と思ったのですが、それに対して村上さんは、そんなことはなくて、自分の好きなことと今の仕事が自分の中で結びついたのは最近のことだと言ってましたね。
自分の欲求にストレートに生きてきたように見える人でも、実はいろんな紆余曲折から悩んで選択していて、でもその結果がまっすぐ突き進んだように振りかえることが出来るというのは面白いです。
自分の人生を編集し続けていくってことなのかなぁ。
どういう風に生きたいのか、自分ってなんなんだろう、何がしたいんだろうと考え続けるからこそ、自分の生き方やが見えてくるもので、考え続けないと見えなくなるものなんだと思うんですよね。
しかも、当たり前なんですけど、その答えは自分の歩いてきた中にしかないということを、いろんな人の話を聞いていると本当に感じます。
特に、「好き」を仕事にしている人は、そういう人な気がします。
自分ってなんだ?自分のやりたいことって何だ?ってことにちゃんと向き合ってきている人の話は刺激的です。
(就職活動のときに、企業に対しての履歴書なんかに、自己PRなんてものを書かなきゃいけなくて、自分ってなんだろうと悩むものですが、それは今になっても変わらず、自分ってなんだろうって考え続けることになるもんだとは、その時は知らなかったですよね笑)

お話の中で、特に興味をそそられたのが、現在、プロジェクトに参加しているという、北広島の本堂の建築。
村上さん曰く、今本当に若い大工さんがいないらしい。そしてなんとなく崇高で、敷居な高そうな宮大工という専門外の仕事を手伝ってくれる大工さんも、少ないのだそうです。
ぜひ、こういった現場経験のある方、興味がある方は、村上さんにご一報を。
左の添付は、ゲンカンパニーのFacebookの記事です。
お寺を作るプロジェクト...、
めちゃ面白そー!
ワクワクしちゃいます。
ぜひ現場見学行きたい!そしてお手伝いもしてみたい...。私にも出来ることないだろうか...。
見学ツアーが出来ないものか、ぜひ村上さんと相談して詰めたいです。進捗があったらまたご報告します!
とっても楽しい1時間でした!村上さんありがとうございました!
ということで、「ARAMAKI展」、6月2日まで、場所はD&DEPARTMENT HOKKAIDOです!ぜひ覗きに行ってください。
冒頭にも言いましたが、やっぱり思いついたものを形に出来る技術って本当すごい。
嫉妬しちゃいますね。

そして、6月2日クロージングイベントは、
FLYING KIDSの浜崎貴司さんのライブです!
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6月2日(土)
クロージングライブ&パーティ
13:00開場 14:00開演
前売り券3,500円 当日券4,000円(1ドリンク付)
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当日は、シャケレレでの演奏もある(に違いない!)ということで、楽しみですね。
私もお伺いする予定です!
ご予約は、こちらのメールアドレス shake.baco@gmail.com まで!
お名前、お電話番号、お連れ様の人数を入れてご予約ください!
会場は50名くらいのコンパクトな場所なので、浜崎さんの生歌を至近距離で楽しめること間違いなしです。私も伺う予定です〜^^
ということで、
今日のスキドコの音楽はこちら。
ー 浜崎貴司 ゴールデンタイム
でした!
最近、自分も歳をとったせいだと思うんだけど、アーティストの引退や訃報があると、
「あぁ、一度でいいから生で聴いてみたかったなぁ」と思うことが多くなって、そういう生でパフォーマンスが体感出来る機会を大事にしなきゃと感じている。
マイケル・ジャクソンだって、見られたかもしれない...
同時代を生きていることの特権だよね。
最近では、イチローのプレイを生で見るべきだったっていうのがある。
(まだ見られる可能性はゼロじゃないけど)
さて、来週のゲスト、まだ決めてないんですが、
次週の告知の仕方を、「来週の好きのテーマは@@@@です」!ってことにして、@@@好きのリスナーさんから、その好きについてのメッセージをもらう方がリスナーさんとゲストと私の双方向でコミュニケーション取れるかなとか考えてみたり...。
とにかくこの日の放送は、なんだかちゃんと聞きたいことが聞けたというか、すごく自分的な満足度の高い放送でした。時間配分も悪くなかった(と自分では思っている)。
村上さんの「好き」が明確だったからか、ルーツも含めてちゃんと聞けたからなのか...
検証中です。
番組改良思案中です...。