natsukonext
生地とお話をして洋服をつくる-2018年8月30日(木)スキドコのラジオ
この度の「北海道胆振東部地震」災害により、お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
大変な1週間でしたね、皆さんご心労も相当溜まっているんじゃないでしょうか?
同じ札幌でも揺れがかなり違ったのもあり、清田の特に被害が大きかったところに住んでいらっしゃった方は一気に生活が変わってしまったことと思います。 私の知人にも、知り合いが、親戚が当該地区で...と言う話を聞いていて、自分の暮らし、日常が無くなってしまうと言う悲しさは計り知れません。 少しでも早く心穏やかな日常が訪れますようにと願うばかりです。
先週は、木曜日朝3:00の地震があったので、ラジオカロスサッポロは大丈夫だとうかと思っていましたが、停電もあり、放送出来ず。
(正直、地震の日に私がラジオで何を喋れるのかとビビっていました)
今日は2週間ぶりのO.Aになります。ここ数日、何が出来るかなと考えています。
先週のブログもアップできないまま、
こんなタイミングでのブログアップです(T_T)
○2018年8月30日(木) 21:00〜 スキドコのラジオ
ゲスト:相川仁美さん(&ことみちゃん、あきらくん)
好き:服づくり
好きを分解すると:自分の心の声、愛、会いたい人に会うためツール

服ってなんなんだろう...?
何を着るか、何を食べるか、どこにどんな風に住むか...
衣食住って考えだすと止まらないし、すごく難しいと以前から思っていて。
(今なら、どこに住むかと言うのもリアルですね。
どこに住み、どんな暮らしを望んで生活するのか)
当たり前のように、デパートで、お気に入りのショップで、ユニクロで、しまむらで、購入している服も、どのように作られているのかなんかを考えていくととても深い話。
例えば、ファストファッションの安い服は、素材である綿は劣悪な環境で作られ、劣悪な労働環境や賃金、扱いによって、安く購入出来ていると言う暗い側面が隠れていたりする(企業は企業で改善したり努力したり変化はしてきている面もあるとは思う)。
なぜ安い、これだけ安く売れるのか、その裏側には色々な要因が隠れていたりする。
(ざっくりまとめ記事があったのでリンク:光と影....ファストファッションが抱える問題)
こういう服が作られるときのバックグラウンドの問題や、消費行動を刺激するためだけの服っていう世の中の問題も、実は誰もが何かを身に付けて生活しているわけなので、すごく身近にあるんですよね。
私も一時期すごく考えてしまってしんどくなって、今はちょっと考えるのをお休みしてしまっています。でも前よりも何でも安くたくさん買えばという風にならなくはなった。
(年齢的なものもあるかもだけど)
作った人の顔が見える野菜の洋服バージョン
洋服についての暗い側面も見つめつつ、「自分が何を着た時に気持ちが良いのか、もっと考えるようになっていけば。そうするともっと世の中が良くなると信じたい」と、洋服を作る側である仁美ちゃんが、服に対してのスタンスを語ってくれた。
「作った人の顔が見える野菜の洋服バージョン」が出来たらっていう話も印象的だった。
無機質な、物体としての野菜、服ではなくて、誰かが愛情を込めていたり、気持ちがこもっていることで、それは物体から「気持ち」と熱量のこもった何かになることで、受け取った側の心が動いて、大事にしよう、大事に使おうって思いますよね。
(それこそ、その思いを含めて発信するっていうのは広報の仕事だなぁ。)
ちゃんと好きな服、愛情を持って服を着ること、服に限らずだけど、ちゃんと持っていること、持っていたことを実感して買ったり手放したりするっていう、ちゃんと丁寧に消費していくっていうことが幸せなことだなぁ...(と洗濯前のごちゃっと置かれた服たちを見て、申し訳なく思ったりする...。洗濯したいけど、節電中だし、今日の夜だな。必殺夜干し。)
生地とお話をして洋服をつくる
生地とお話ししてどんな洋服をつくるか決めるんだって話、そして生地のお話をしてもらうほど、仁美ちゃんの「生地」愛が半端ない。
生地やパーツがイメージの中で結びついて、「これだ!」っていう閃きがあって、服になっていく。生地がなりたいものにするお手伝いをするって感じなのかな。
そうそう、私の好きな占冠の農家さんも、野菜が育ちたいように、お手伝いをしているだけなんだよって言われたことがあった。

仁美ちゃんの一番好きな瞬間として、生地と通じ合うこと、そして自分が作った洋服を着てくれた人の顔がパッと変わること、と言っていた。さらに、自分の洋服を通じて誰かと誰かが出会うきっかけになること。
着てくれた人の顔や、そこで生まれる時間や出会いをイメージして作っている服が素敵じゃないわけがない!ですよね。
ということで、仁美ちゃんの個展を告知!
と言っても、土曜日が最終日(仁美ちゃん告知が遅れちゃってごめんなさい)。
今日放送の前に伺ってこようと思っています^^
この日に、仁美ちゃんが着て来てくれた勝負服も、本当素敵でした^^
Watoto Aikawa Hitomi 作品展 和とあそぶ

日時:9月10日(月)〜15日(土) 11:00-18:00(最終日は17:00まで)
会場:ぽかぽか温活カフェ ハラペコリンコ 住所:札幌市中央区南18条西16丁目1-20(市電「ロープウェイ入口」「西線16条」徒歩5分) ※駐車場はございません。お近くのコインパーキングをご利用下さい。(最寄り駐車場:タイムズパーキング南17西17 60分200円)
仁美ちゃんの夢である、インドに生地仕入れの旅に出て、その生地を使った洋服のオーダー会を開催するときは、絶対その時の仁美ちゃんを見たいし、ぜひ関わりたいです!
洋服に関する漫画も色々あって、私が読んでいる本があるので、ご紹介。
●槇村さとる著「リアルクローズ」
●東村アキコ「海月姫」
ですねー。
槇村さとるは昔から大好きで(母親の影響)、女の子が悩んだり葛藤しながらかっこいい女性になっていくものがテーマとして多いし、そこに叱咤激励を(勝手に)受けてきました。
「リアルクローズ」では、百貨店を舞台に、アパレルに関わる人たちが切磋琢磨して洋服に向き合い、それが自分に向き合うことになっていくお話。
「海月姫」は、諸事情から女装をするお金持ちイケメンと、ファッションなんて全く関心のないオタク女子たちが、これもやっぱり洋服をきっかけに自分や生き方を考えていくというもの。何を着るか、どう見られたいか、またはどう見られても構わないのか、巷のお洒落ファーストの価値観と自分たちの生き方と向き合い戦うオタク女子のお話。
あー...読みたくなってきた!危ない!
どんな服を着るか=どう生きるかに直結しやすいテーマなのかもしれないですね。
今回は、ラジオ出演に同行してもいいかってことで、娘さんのことみちゃんと、息子さんのあきらくんが一緒にスタジオ入り。
ことみちゃんは、パッキングが好き(笑)
絶対入らないだろう物量をカバンに入れる達成感が好きっていう、面白さ!
(今回の地震の時も、非常用アイテムをしっかりパッキングしてくれたらしい笑)
あきらくんは虫取りとサッカーが好き!
今回、ことみちゃんがすごく楽しんでくれて、放送中ずっとニコニコしていたのが印象的で、生放送終わった後に「将来のやりたいことが増えた」って言ってくれたのが、とても嬉しかった。
なんか、私のやってる小さいことが、誰かの人生の1つのきっかけになっているとしたら、
こんなに素晴らしいことないです。
何か未来をつくるきっかけになるかもしれない出会いを提供できかもしれないこと、
子どもたちと関わる仕事もそうだけど、ここが醍醐味で、ワクワクする、
反面怖いところだなぁって思います。
本日のスキドコの音楽はこちら。
Janis Joplin - One Night Stand
仁美ちゃんが好きなアーティストで、心の声や魂を形にしたらこのジャニスの声なんじゃないかということで、紹介してもらいました!
才能があるシンガーは27才で亡くなるっていう伝説の「27クラブ」に入ってるアーティストなんですよね。パートナーがジャニスジョップリンが好きなので、私も度々聞いております。
そして、夏の終わりってことでお送りしたかったのにかけられなかった曲。
山下達郎 -さよなら夏の日
バタバタと心も体も疲れモードの人が多いと思います。そうこうしているうちに、
2018年も残り1/3に突入です。
素敵な秋を過ごしましょうね!節電もしましょうね!
素敵な秋&節電も出来る!焚き火の季節でございます^^
さて、1週ズレまして、本日9/13(木)のゲストは、仁美ちゃんからの紹介で、
函館在住のササヤヒロミさん、ロミちゃんです!
旅をしながら洋服を売っているロミちゃんと息子さんのそうたくんも一緒に出演です。
本日もお付き合いありがとうございました!奈津子でした!
そして今日の夜も、ラジオでお会いしましょう^^